JAL | JAPAN AIRLINES新卒/既卒採用情報

FOR SCIENCE
CROSS TALK #01

変化し続けるJALだから活きる、
分析力、論理的思考力、
そしてテクノロジーへの理解。

PROFILE

Takaaki Egawa
マイレージ事業部 業務グループ
2006年入社
理工学研究科 経営システム工学専攻修了

入社後、関西空港にて旅客ハンドリング業務を経験。2007年にIT企画部へ配属となり、海外航空会社との共同事業に関わるIT企画、海外ベンダーのプロダクト導入などを担当。2013年に路線計画部へ異動し、新しい航空機導入に向けた投資妥当性のシミュレーション・分析を担った。2018年より現職。マイレージ事業に関わる新サービス開発プロジェクトを複数担当している。

Kensuke Hishida
国際路線事業部 企画グループ
2009年入社
工学研究科 都市社会工学専攻修了

入社後、旅行会社からのお問い合わせに対するサポート業務を担当。その後、IT企画部にて、業務系システムの維持・管理、旅行会社向けのウェブシステムやデータウェアハウス開発などを担当。2015年に米州地区の総務部に異動となり、ロサンゼルスに駐在。2018年より現職。国際路線事業部において事業戦略の立案および新サービスの開発に従事している。

CHAPTER 01

江川 私はオペレーションズリサーチ(数学的・統計的に最適解を見出す科学的技法)・金融工学を専攻していました。修士課程では輸送ネットワークの最適化に関する研究をしていて、航空業界と研究内容が関係していたこともあり興味を持ちました。 菱田 私は都市社会工学を専攻し、経済学や数理工学などを使って、公共政策や公共事業投資の計画・管理・評価を研究対象とする計画マネジメント分野に所属していました。そのなかで私は、航空運賃や予約制度の仕組みについて研究をしており、それがJALに興味を持つきっかけにつながりました。また、江川さんが学んでいたオペレーションズリサーチの視点もこのときに学びました。 江川 オペレーションズリサーチは、製造業の生産計画、物流計画、金融業の商品開発などさまざまな分野の最適化に活用されている理論ですが、航空運賃や予約の研究においてはどのように活かされたのでしょうか? 菱田 公共政策や公共事業といえば、道路や橋などのイメージがありますが、公共インフラである航空市場も都市社会工学の研究対象のひとつです。オペレーションズリサーチは、数学・統計などを使って最適解を求める手法ですので適用領域が広く、「どのような制度・仕組みが社会や利用者にとって最適なものになるのか」を研究していた私にとっても有効な考え方でした。 江川 お客さまに最適なサービスを提供するという観点を、数理・ITを活用して研究していたということですね。私は修士課程を終えたら就職しようと思っていたのですが、菱田さんはどうでしたか? 菱田 当時、私は、理系の人財はもっと社会のさまざまな分野で活躍できるはずだと思っていました。研究に没頭してきた人は頭が固い・視野が狭いというマイナスイメージがあるかもしれませんが、数理工学や統計学的な知見は、理系職種のイメージがあまりない分野においても求められ活躍・貢献できる場所があると考えていたので、民間企業の事務系職種を志しました。江川さんは、最初から航空業界を志望していたのですか? 江川 当初はIT業界を中心に就職活動していたのですが、輸送ネットワークの研究や最適化手法など、学んだことを活かしつつ幅広く仕事ができる業界として航空業界も視野に入ってきました。システム構築、データ分析、シミュレーションはもちろん、そのほかのビジネスフィールドも幅広いですからね。JALが魅力的だったのは、事業そのものがグローバルだったという点。そう考えるうちに選択肢はおのずと絞られていきました。 菱田 私は「交通サービス」という観点で、航空業界と鉄道業界を中心に就職活動をしました。そのなかで、JALは研究室の先輩が入社していたので親近感がありました。また、当時、経営破たん直前の業績が厳しい時期だったため、周囲からは先行きを心配されましたが、それが逆に「やってやろう!」という気持ちに火をつけた気がします。

CHAPTER 02

江川 わかりやすいのはIT企画部にいた頃ですね。JALは、2011年にアメリカン航空と、2012年にはブリティッシュ・エアウェイズと共同事業を開始しました。これに伴い、各社とシステムをつなぐ必要があり、予約システム・空港システム・マイレージシステムなど多岐にわたってIT企画や管理などの取りまとめを行いましたが、数理・ITの知見が活かせたと感じています。 菱田 まさに「IT×グローバル」ですね。 江川 そのほかにも、古くからJAL社内で利用されていた収入管理システムの刷新プロジェクトにも携わり、海外のベンダーの方々とのやり取りも経験しましたね。菱田さんは?
菱田 私もIT企画部には6年おりましたが、当時は大きなIT戦略を描くというより、現場の要望を受けて優先度の高いところから改善していく案件が多かったですね。ただ、その分、大小さまざまなプロジェクトを通じて、JALという組織のどの部分でどのようにITが使われているのかを知ることができました。
江川 その後、菱田さんは米国支店に駐在したそうですね。 菱田 2年半、ロサンゼルスで総務業務を経験しましたが、そこでも、ITの知見を活かすことができました。海外拠点では、ITに精通したスタッフが限られているため、スタッフが使用する業務用端末・通信機器・通信ネットワークなどのIT基盤からコールセンターにおける業務系システムに関することまで、幅広くサポートすることになりさまざまな相談を受けました。 江川 私はIT企画部の後、路線計画部に異動したのですが、そこでも理系ならではの仕事ができたと思います。航空機材の更新を計画するなかで、燃油費・整備費・着陸料などの運航に関わる費用、そして将来のマーケット環境も予測しました。収入と費用の予測をし、莫大な投資の妥当性を検証するので、データ分析やシミュレーションといった数理・ITの知見を駆使しましたね。投資妥当性を検証するシミュレーションシステムには、オペレーションズリサーチを活用した最適化技術も組み込まれていたので、学生時代の知見がとても役に立ちました。 菱田 学生時代に培ったことが業務に役立っていることはもちろん、JALの取り組みのさまざまなシーンに「数理・IT」の知見が活きていることをもっともっと伝えていきたいですよね。

CHAPTER 03

江川 私は現在マイレージ事業部に所属し、JAL特典航空券に関するプロジェクトをはじめとする複数のプロジェクトのマネジメントリーダーとして、構想から企画・立案、計画策定、実行までを担当しています。構想や企画・立案においては、お客さまの声やシミュレーション・分析に基づくさまざまな検証が必要とされており、現部署でもこれまで培ってきた数理・ITの知見を活かすことができていると感じています。これまでの経験で得た数理・ITの知識や知見を、活かせる場面はないかと常に考える視点は重要だと感じています。 菱田 「論理的に課題を抽出・整理し、解決策を考えつつ、定量的な分析ができる」。こういった視点はこれまで以上にJALにとって必要不可欠なものになると感じています。現在、私は、国際路線事業部に異動して半年が経ち、事業戦略に基づいて、新たなサービスの企画を担当しています。多様化するニーズに合わせ、JALの品質を維持しながら、新たな商品・サービスや購買体験の創出に向け、何をしていけばよいのか、毎日頭を悩ませています。 江川 経営者目線も必要となる大変なミッションですが、やりがいもありそうですね。 菱田 JALの主事業は「航空機の運航」ですが、今後、さらに「サービス業」としてのポジションを確立していくなかでは、Eコマース(電子商取引)などを主事業とするテクノロジーに強い企業もライバルになってきますし、AIやクラウドに代表されるテクノロジーへの理解が不可欠です。たとえば、航空券をご購入されるお客さまは、当然、宿泊や観光、飲食といったアクティビティの予定を立てます。JALは、そうしたお客さまの求めるさまざまな「体験」や「サービス」を総合的に提案・提供していくことを目指すなかで、これまでJALが培ってきたものと新しいテクノロジーを掛け合わせることでさらなる価値提供ができると考えます。情報技術やテクノロジーの素養がある人財が、いま求められていると思います。 江川 そういった視点や素養を持った人は、どの部署にも求められているかもしれませんね。新しいことを構想、企画・立案するときには、その効果を数値化し、関係者に対してロジカルに説明できなければ納得してもらえず実行には移せませんし、また、実行フェーズでは、進めていく過程で必ず課題が見つかる。その課題が生じた原因を分析し、改善策を打つためにも、論理的思考が必須です。実は、論理的思考力や数字を用いた分析力は、理系出身者だけでなく文系出身者にも求められる力だと思っています。そのうえで、情報技術やテクノロジーを理解し、人と人とのコミュニケーションも紡いでいくことが大切だと思います。 菱田 おっしゃるとおりです。実際、これまで配属された部署では、数多くの文系出身者も活躍していました。江川さんや私のように、大学や大学院で航空やその周辺領域を学んできた人ばかりではありません。それぞれが自分自身の知見や強みを持ち寄って、新たな価値の創造に挑戦しようという雰囲気がある。そんな環境だからこそ、数理・ITの知見も光るのだと思います。 江川 数理・ITに関する知識や経験を活かす場としても、新しいビジネスの創出にチャレンジする場としても、JALは可能性に満ちていると思います。 菱田 JALは常に変化を求めています。学生時代に培った数理・ITの考え方や視点は必ず役に立ちます。学生の皆さまには、ぜひJALというフィールドに飛び込んできてほしいですね。