JAL | JAPAN AIRLINES新卒/既卒採用情報

FOR SCIENCE
CROSS TALK #02

安心・安全の砦として、
新たな技術、知見を活かし、
JALのイノベーションに貢献したい。

PROFILE

Naofumi Ito
JALエンジニアリング
品質保証部 企画グループ
2004年入社
工学系研究科 電気系工学専攻修了
Toru Taniuchi
JALエンジニアリング
技術部 技術企画室
2009年入社
理工学部 機械工学科卒
Yuichiro Aso
JALエンジニアリング
人財開発部 企画グループ
2009年入社
航空宇宙システム工学専修修了
Shutaro Ueda
JALエンジニアリング
部品サービスセンター 企画グループ
2015年度入社
新領域創成科学研究科 社会文化環境学専攻修了

航空機の安全を支える
JAL技術系社員の仕事。

一般的に知られている仕事内容として航空機の整備がありますが、そのほかにもさまざまなシーンで技術系社員がJALの安全運航を支えています。
「JALにおける技術系の仕事」とはどのようなものか、理系出身の技術系社員に、仕事の面白さ、やりがいなどを語っていただきました。

CHAPTER 01

伊藤 私は、さまざまな技術を活用して、整備現業の整備士や整備をサポートする社員が抱える課題を解決し、働きやすい環境の構築に取り組む業務に携わっています。例えば、現在取り組んでいるのが、360度カメラを使った航空機内部の画像化です。航空機は外装や内装のパネルで覆われており、整備作業の際には複数のパネルを外して航空機の内部にアクセスする場面があります。しかし、場所によっては似たようなパネルが隣接していることがあり、どのパネルを開けるべきかわかりにくいことがあります。そこで、パネルの開閉時の状態をそれぞれ写真に収め、それらの画像を処理することによって、スマートフォンのカメラを機体にかざした時に、まるでパネルの内側が透けて見えるかのように表示させ、どのパネルを開ければいいのか一目でわかるようにするのです。実はこれらの技術は、私が学生時代に趣味でやっていたプログラミングやWEBサイト制作の知識が基礎となっています。自分がこれまでに得た知識や技術を仕事に活かすことができるのも、技術職ならではの醍醐味だと思います。
上田 私が所属する部品サービスセンターでは、航空機に装備されているさまざまな部品の供給責任を担っています。そのため、機体整備を行う部門に対して高品質な部品をタイムリーに供給することが至上命題であり、航空機を整備するうえで欠かせない部品を扱うことは整備の根底を支えていると言えます。そのなかで企画グループでは、中期計画の策定や事業計画の企画・推進を行っており、例えば2019年に導入予定のエアバス社A350導入に関する準備業務について、部品サービスセンター内での業務を取りまとめており、同時に導入予定である航空機データの可視化や分析を行うソフトウェアの導入について企画を行っています。そのほか、今後の事業計画に合わせて効率よく業務を行うための業務効率化の企画も行っています。企画の仕事のほとんどは初めて取り組むような案件なので、右も左もわからないような状態からスタートするのですが、周囲の助けを得ながら関連部門との調整を進めていくなかで、徐々に全体像が見えるようになり、プロジェクトが進んでいることを実感したときにやりがいを感じますね。
麻生 私は、A350導入に伴うA350整備訓練の構築に関わる業務に携わっています。整備作業を行う際には、国家資格や社内資格が必要となるのですが、その資格を取る訓練は機種ごとに異なります。新機種の整備士訓練となりますから、エアバス社への調査や訓練のために必要な実機の貸出などの交渉を行い、自社訓練体制を構築してきました。導入の数年以上前から細かな準備をする徹底ぶりはエアバス社の担当者から驚かれたほどです。そのほか、整備訓練に対するイノベーションとして、航空機の構造や仕組みをバーチャルな空間で体験できる仮想現実技術を整備士養成に活用したいと考えており、新たな訓練教材の開発プロジェクトも推進しています。このプロジェクトでもA350の導入に合わせてエアバス社と協業を行っています。A350の導入を皮切りに外部企業とさまざまな取り組みが行われており、そこに当事者として携われるのは非常に楽しいですね。
谷内 私は、ビッグデータを用いた航空機の故障予測プロジェクトを進めています。これまで蓄積していた運航データを整備で活用しようというもので、莫大なデータをもとに不具合が発生する可能性が高い部品を予測し、事前に交換することで不具合を未然に防ぐ取り組みです。地方空港で不具合が発生した場合、交換用の部品がなく出発遅延や欠航の原因になることがあるため、故障予測を機能させることは非常に重要です。遅延・欠航を防ぐことは、企業理念である「お客さまに最高のサービスを提供する」に直結することなのでやりがいがあります。私は初期からこのプロジェクトに携わっていたのですが、無事に予測ができたと証明されたときは本当にうれしかったです。

CHAPTER 02

伊藤 友人に誘われ、JALの工場を見学したのがきっかけです。まず、間近で見た飛行機の大きさに驚くとともにその存在感に圧倒されました。例えば、日本からニューヨークに行く場合、約13時間もの間、飛行機の中で過ごすことになりますが、機内にてお客さまに楽しくお過ごしいただくことができれば、体感的な時間も短くできると考えました。その楽しさを提供するために、まだ技術的に追いついていない部分を自分で実現できたら面白いだろうなと思い、入社を決めました。
麻生 子どもの頃から、飛行機やロケット、新幹線などが好きで、それらに関わる仕事なら、長く情熱を持って働けると思いました。そして、そのなかで一番好きだったのが飛行機だったのです。数ある航空会社の中でJALに決めたのは、人の良さですね。会社説明会や選考を通じて、社員の人柄や社風に惹かれました。
谷内 大学での研究や勉強を通して、研究職として専門性を高めるよりも、理系の知見を活かし、人とコミュニケーションを図っていく仕事がしたいと思いました。システムエンジニアや技術営業など、理系の知見を活かせる職種の中からJALのエンジニアとしての道を選んだのは、麻生さんと同じく人に惹かれたから。採用担当の社員がとても親身に話を聞いてくれ、「一緒に働きたい」と思ったことが決め手です。
上田 大学院では音について学んでいたため、その経験を活かせる仕事に就きたいと思っていました。構造物をつくるうえで、人間の五感への影響を対策するために最も費用がかかるのが聴覚、つまり音への対策です。JALを選んだのは、飛行機のファーストクラスのように特別なおもてなしをする環境での音響対策をしてみたいと思ったからです。機内は意外と音が大きいのですが、例えば、ヘッドフォンではなく座席自体にノイズキャンセリングの機能を組み込んで静謐な環境をつくれたら面白いと思ったことがきっかけです。ほかにも、就職活動中に出会ったJALの社員が皆、素敵な方ばかりだったというのも理由の一つです。実は、面接時の空き時間には、伊藤さんともお話しをさせていただきました。
伊藤 それは、僕と話をしたことが決め手になって入社してくれたってこと?(笑)。音に関しては、確かに技術的にもまだまだ難しいことが多く、航空機の整備においても異音の発生場所は特定しにくいですよね。
麻生 音は人によって感じ方が違うため対策も難しいですよね。年齢によっても聞こえる音と聞こえない音がありますし。
谷内 個人差がある事柄に関しては、機械を使うことで一元化できそうですね。先ほどお話しした故障予測プロジェクトにおいても音に関するデータを使って何かできないか検討したいと思います。

CHAPTER 03

上田 理系出身者は、学生時代の研究や論文作成の影響からか、物事を進める際に期限に合わせて何をしていくか、何が必要かといった細かなことを論理的に考える癖がついている気がします。意思決定をする場合、数値を用いて客観的に判断し、定量的な根拠を示すことに慣れているので、限られた時間のなかでの作業やプロジェクトが多々あるこの航空業界にとっては重要なスキルを擁していると感じます。
麻生 JALでは、技術系社員は最初に整備の現業部門に配属されることが一般的です。その時、整備は「安全の砦」を築くうえでの基盤であることを叩き込まれます。それだけに、品質保持などに対する共通の基本的な考え方を全員が持っています。また、定量的な裏付けを取ることが習慣化されていたり、事前にさまざまな想定をして物事を進めたりする点が、とても理系っぽいと感じています。私は雑な部類かもしれませんが、整備出身の人は細かい部分にも目が行きます(笑)。
谷内 「安全の砦」という言葉は、技術系社員が常に抱いている気持ちや誇りを表していますよね。そして、もう一つ大前提となるのが「安心」です。今以上の安全と安心をお客さまに感じていただくには、どのような新技術を取り入れるべきか。その挑戦の先頭を走っていくべきことが、JALにおける技術社員の役割だと感じています。それだけに新しい取り組みは積極的に発信していきたいです。
伊藤 JALにおける技術系社員は、JALという家の基礎を設計する存在だと思っています。ただ、これからの時代はさらに柔軟な発想が必要になるでしょう。極端な例を言うと、頑丈な基礎をつくって支えるだけではなく、洪水が来たら家の足が伸びたり、岩が転がってきたらジャンプしたりして家を守るような、発想の転換です。つまり、私たち技術系社員が、皆がまだ気づいていない課題を予見し、自らの技術や知見を用いて事前に解決に導きたい。それは多くの技術系社員が抱いている共通の想いだと感じています。

CHAPTER 04

麻生 先ほど、整備士訓練の話をしましたが、新機材導入の数年以上前から整備士を育てており、導入と同時に高い整備レベルを目指す考え方はJALならではだと感じています。また、今まで着実にやってこれたから従来の訓練方法でよいということでなく、新しいことにチャレンジしていく姿勢もJALらしさだと感じています。
谷内 国内外問わず有事の際の対応の速さにもJALらしさを感じます。1951年の会社設立から長きにわたるオペレーションの歴史があるからこそ、多くの場合で翌日には臨時便を飛ばして現地に向かいます。我々が何とかしなければという気概と対応の速さは誇るべきことだと思っています。
伊藤 何か新しいことに取り組むとき、費用対効果や必要性を明確に説明することができれば、上司が強力な味方になってくれて、積極的に挑戦させてくれる環境があります。
上田 私の部署がそうですが、企画部門などが発案する新しい取り組みは、特に費用と効果のバランスを明確することが必要で、JALにもたらす効果を明らかにすることが重要です。必要性が納得いくものであれば、周囲の皆が助けてくれて新しいことへの挑戦を全力で後押ししてくれますね。
谷内 スケールの大きさも外せません。世界中に路線があるということは、自分の業務が世の中に与える影響も大きくなります。そこは大きなやりがいですよね。
伊藤 技術系として入社して、どんな部署に配属されたとしても、自分の能力を余すところなく使って取り組めば仕事は非常に楽しいものになると思います。学生時代の経験や知識は、ロールプレイングゲームに例えるなら自分の装備品です。与えられた課題に対し、剣という手段で戦ってもいいのですが、それでは当たり前。例えば「薬草を使う」という全く別の手段で戦うことで、思いもよらない結果が生まれるかもしれない。そのような、一見すると関係ないと思われるような場所から価値を見出すことが、イノベーションにつながっていくのだと思います。JALには、そういったことができる土壌があります。
上田 先輩たちを見ていると、知見があり見解も広く、あらためてすごい人たちと一緒に仕事をしているのだと感じます。今後のキャリアパスを考える際の参考にしていきたいです。
麻生 上田君の話を聞いて、後輩たちが「こんな仕事をしてみたい」と思ってもらえるような面白い仕事をつくりだし、残していかなくてはと感じています。今、JALはさまざまなことにチャレンジしていますので、若い世代に魅力的な仕事を仕込んでいる時期なのかもしれませんね。
伊藤 社内だけではなく、JALは多くの外部企業とも手を組んでいます。大手企業、ベンチャーに関わらず、一緒に何かをつくりあげていく姿を見せたいですね。
谷内 僕が入社した頃に比べて、JALは大きく変わりました。新しいことにどんどん取り組んでいこうという空気があります。今のJALにも改善すべき点はまだたくさんあります。しかし、入社して「この会社のここが嫌だ」と思うのではなく、「自分が変えてやる」と思ってほしいです。幸いなことに、JALには改善提案を受け入れる風土があるので、そういった気概がある人と一緒に仕事をしてみたいですね。