JAL | JAPAN AIRLINES新卒/既卒採用情報

INTERVIEW

業務企画職(地上職 技術系)
関口 晃博
Akihiro Sekiguchi
JALエンジニアリング
成田航空機整備センター 整備技術グループ
2008年入社
工学研究科 航空宇宙工学専攻修了

的確かつ迅速な「予防整備」の実践で、
空の「安全・安心」を確保する。

PROFILE

入社後、羽田航空機整備センター機体点検整備部に配属、航空機の定期点検などを担当。その後、同センター整備計画部で、中長期視点による収支計画などの策定業務を担う。技術部・システム技術室電装技術グループを経て、2018年3月より現職。

大学院での専攻とJALへの
入社動機をお聞かせください。

大学院では災害時などに活躍するレスキューロボットの研究開発に取り組んでいました。そしてその研究成果を示す場として、米国で行われたロボットの世界大会に5人のチームで参加。ロボットを砂漠地帯で走らせ、目標地点に最も近づくことを競うというもので、優勝を勝ち取ることができました。約1週間の米国滞在でしたが、日本では味わえない多くの経験を得て、人間としても大きく成長できたと感じました。この経験を通じて、海外と関わる仕事、チームで一つのことを成し遂げる仕事に就きたいと考えました。航空業界は幼い頃から憧れていた世界であり、また就職活動で出会った先輩社員の人間的魅力に強く惹かれてJALを選びました。

現在、所属している部署の
役割についてお聞かせください。

私が所属する整備部門の役割は、言うまでもなく「空の安全・安心」を確保することです。そのため、さまざまな取り組みが日々進められていますが、私が所属する整備技術グループは、「予防整備」をメインに取り組んでいます。フライト中に航空機から送られてくる不具合の兆候に関するデータや、日々の整備履歴をモニターし、実際に不具合が起こる前に予兆段階で整備処置を施し、航空機の出発遅延・欠航を未然に防止する役割を担っています。

所属部署内において、
関口さんはどのような業務を
担当しているのですか。

電装・機内エンターテイメント関連を担当しています。現在の航空機は、高性能・高品質化が進んでおり、航空機自身が不具合の兆候を検出し、フライト中にそのデータが地上に送られる仕組みになっています。不具合の兆候が頻発すれば、実際の不具合に発展する可能性があるため、到着予定の空港や整備基地がある空港に連絡して不具合の未然防止に向けた対応について指示を出します。このように不具合の兆候を未然に発見して不具合に至る前に適切な整備処置をすべく、整備現業の方々と協力しながら「予防整備」の実施に取り組んでいます。

これまでのキャリアのなかで、
印象に残っている
取り組みを教えてください。

航空機のエンジンに取り付けられた発電機である「IDG (Integrated Drive Generator)」と呼ばれる重要な装置があります。あるフライト中、コックピットにIDGの不具合に関する警告灯が表示されたため、片側のエンジンに取り付けられたIDGを停止してバックアップの発電機に切り替え、到着目的地とは異なる代替空港に着陸しなければならない事象が発生しました。この事象の原因となったIDGを分解検査したところ、IDG内部が何らかの原因により「削られている」ことが判明しました。原因を究明して対策を打たなければ、また同様のトラブルにつながりかねません。原因解明に向けて検討・解析を進めた結果、IDG内部を潤滑しているオイルの注入量がIDG内部を「削る」事象に関係していることが判明しました。さらに検証を進めた結果、この事象はオイルの温度上昇をモニターすることで把握できることが判明しました。この解析結果からオイルの温度をモニターする仕組みを構築することで、IDG不具合発生の極小化を実現したのです。このように、整備部門のメンバーと共に知恵を出し合い、不具合発生の防止につながるロジックを見出し、問題を解決できた時は大きなやりがいを実感します。

航空機の整備とは、どのような
姿を目指しているのでしょうか。

私が考える究極の整備とは、ご搭乗されるお客さまはもちろん、運航乗務員や客室乗務員も含めて、整備部門という存在が意識されないことだと思っています。フライト中、運航乗務員や客室乗務員が整備部門のことを意識するというのは、何かしらの異常を感じた時です。整備部門を意識しない状態であることが、「空の安全・安心」確保を実現していることの証だと考えています。

今後のキャリアビジョンを教えてください。

入社当初からの夢ですが、JALの看板を背負って海外駐在し、文化・言葉の壁を越えて海外の方々と一緒に働いてみたいと思っています。例えば、航空機メーカー各社との信頼関係を築いて協働していくなかで、より高い航空機品質の実現に寄与したいと考えています。また海外駐在を通じて、日本とは異なる文化・生活に触れることで自分を成長させる機会を得たいと思っています。

PHILOSOPHY

私が大切にしているJALフィロソフィ

「対極をあわせもつ」
企画部門で収支改善、技術部門で機材品質向上に取り組んだ経験を持つ私ですが、一見相反する機材品質向上と収支改善を両立させることに日々頭を悩ませています。「対極をあわせもつ」とは、二つの物事を足して2で割ることではなく、相反する両極端の性質をあわせもつ状態を目指すこと。現在の私の業務に照らし合わせれば、不具合の原因をピンポイントで見つけ出し、即座に取り除くことが重要であり、それによって不具合の再発を防止すると共に、無駄な部品交換を抑え、機材品質と収支改善の両立を目指すことができると考えています。