JAL | JAPAN AIRLINES新卒/既卒採用情報

INTERVIEW

業務企画職(地上職 技術系)
平子 俊博
Toshihiro Hirako
JALエンジニアリング
羽田航空機整備センター 整備計画部企画グループ
2007年入社
工学研究科 機械理工学専攻修了

整備士の「働き方改革プロジェクト」を推進。
世界一の整備品質実現を目指して。

PROFILE

入社後、機体点検整備部で機体構造関連の整備現業に就き、その過程で一等航空整備士の資格を取得。その後、現業サポート部門へ異動。機体構造関連のマニュアル・改修指示書等の作成や機材不具合対応の業務などを経て、2015年10月より現職。

現在の仕事内容をお聞かせください。

JALの中期経営計画のなかでは、整備部門の目標として、航空機に搭載される部品などに不具合が発生する前に飛行機を修理していく「壊れない飛行機」の実現が掲げられています。そのために不可欠なのが「予防整備」。すなわち、航空機に不具合が発生する前に手を打つ整備を実践することです。航空機やその周辺技術は日々進歩しており、航空機に搭載されている部品自体が不具合の兆候を検知して地上に報告するなど、「予防整備」の実践に向けた技術的環境は整ってきています。一方、課題となっているのが整備士の働き方であり、私のミッションは「壊れない飛行機」の実現に向けて整備士の働き方を改革することです。

整備士の働き方でどのような
変革が必要と感じていますか。

これまで、整備士は不具合を抱えた航空機を修理するという役割を主に担ってきており、整備士自身もその仕事にプライドを持って取り組んできました。しかし、私たちが打ち出したのは「壊れない飛行機」であり「予防整備」です。航空機整備の考え方が大きく変わるなかで、従来の、「不具合を抱えた飛行機を直す」という働き方ではなく、これからは整備士が主体となって、これまで培ってきたスキルを「予防整備」に活かし、実践していく働き方に変革していくことが必要と感じています。

「予防整備の実践」のなかで
現在取り組んでいることを教えてください。

従来、フライト中の航空機から送られてくる不具合の兆候に関するデータや、日々の整備履歴をモニターして事前に整備処置を施す「予防整備」は、我々のような現業サポート部門がモニタリングして整備現業の整備士に技術指示を出すという形でした。現在、私が取り組んでいるのは、このモニタリングを実施する部門を現業サポート部門から少しずつ整備現業部門に寄せていくという試みです。つまり、整備士自身が不具合の芽となるデータや現象を収集・分析し、これまで培ってきたスキルや知見を活かして不具合のメカニズムを解明し「予防整備」を実践するというものです。既にトライアルチームを編成して、整備士による「予防整備」の取り組みが、羽田・成田・大阪の各整備拠点を中心に始まっています。

「働き方改革」は整備士の
モチベーション向上にもつながりそうですね。

「働き方改革」の目的は、機材品質の向上を通して、お客さまや働く仲間に安心を提供することであることは言うまでもありませんが、同時に整備士に確かなやりがいをもたらすと考えています。「予防整備」によって未然に不具合を回避できたという成功体験は、これまでの修理メインのアプローチとは異なる新たなやりがいを生み、それがさらなる機材品質向上につながっていくはずです。実際、トライアルチームから新たな「予防整備」の手法が生み出され、またメンバーからは、「楽しい」「やりがいを感じる」という声が多く聞かれています。

平子さんにとっての
今の「働き方改革」の取り組みの
やりがいを教えてください。

JALの運航整備部門には2000人以上の整備士がいます。組織の形や働き方を変えるということは、2000人のキャリアパスや生活をも変えることになり、非常に責任の重い仕事ですが、その分大きなやりがいを感じています。現在進行中の「運航整備に関わる働き方変革プロジェクト」において、整備士一人一人がやりがいを持って「予防整備」に取り組み、自他共に認める世界一の整備品質を達成したとき、心からやりがいを実感できると思っています。

今後の目標を教えてください。

世界一の機材品質を実現することが、私のみならずJAL整備部門の目標です。また、最高品質の整備技術・ノウハウを国内外のエアラインに提供することで、JALの新たな収益の柱にしていきたいと考えており、海外のエアラインやLCC各社に対する整備受託の取り組みを拡充していきたいですね。それはJALの収益を確保するということにとどまらず、最高品質の整備技術を提供することによって、日本の空、そして世界の空の「安全・安心」を、航空機を利用するすべてのお客さまへ提供することにつながっていくと確信しています。

PHILOSOPHY

私が大切にしているJALフィロソフィ

「見えてくるまで考え抜く」
JALフィロソフィのそれぞれの言葉は、仕事のさまざまな局面で必要とされる考え方だと思いますが、今、自分にとって最も身近な言葉が「見えてくるまで考え抜く」です。新しい働き方や考え方を生み出し、それを実践するためには、モノクロの画ではなく、カラーの画である必要があります。つまり、細部まで具体的にわかりやすく描ききること。それはプロジェクトへの理解を深め、多くの仲間に協力を求めるために必要なことです。細部まで描ききるために、「見えてくるまで考え抜く」ことを、今まさに実践しています。