JAL | JAPAN AIRLINES新卒/既卒採用情報

INTERVIEW

業務企画職(地上職 技術系)
大谷 仁
Hitoshi Otani
JALエンジニアリング
品質保証部 リスクマネジメントグループ
2010年入社
工学研究科 航空宇宙工学専攻修了

「安全」の先にある「安心」をお届けするために
「品質」という商品を製造する。

PROFILE

入社後、新人訓練を経て羽田航空機整備センターに配属。アビオニクス(航空機の飛行に使用される電子機器)の整備業務に従事し、2012年から約5年半、成田航空機整備センターの整備技術グループで、アビオニクスエンジニアとして航空機の機材品質モニタリングや予防整備の検討・立案、ボーイング787新造機の領収検査などを担当。2017年9月から現職。

品質保証部の業務内容と、
大谷さんの役割をお聞かせください。

品質保証部はその名のとおり、航空機や航空機に関わる整備作業について、その品質を保証することを使命としています。私が所属するリスクマネジメントグループでは品質保証に関わる制度や、機材品質・作業品質に関する方針・基準、安全管理システムなどの策定および管理を行っており、私は主に品質保証制度および機材品質と作業品質の基準に関する業務に携わっています。品質保証に関わる制度については、例えば2018年、関連当局より各航空会社に対し、落下物対策を義務付けるための通達が発行されました。これを受け品質保証部では、整備部門としての対応方針と対策基準を構築します。また、落下物を発生させないための対策を講じるため、落下物の発生メカニズムについて技術部や航空機メーカーと密に連携して原因究明していきます。一方、機材品質・作業品質に関する方針・基準については、実際に発生した機材不具合や、整備現業でのヒューマンエラーの原因を特定して解決策・改善策を立案し、さらにそれをルールとして規定していくことに取り組んでいます。

品質保証部と技術部の
違いはどこにあるのですか?

機材不具合に関する原因究明、改善策の立案にあたっては技術部と密に連携して取り組みますが、異なるのはその取り組みに対する目線です。例えば、定期的なタイミングでの部品交換により航空機のトラブルを未然に防止する場合、技術部ではコストと安全のバランスを考慮して最適な部品交換のタイミングやインターバルを設定しますが、品質保証部はそれよりもさらに安全を重視した観点から考える場合があります。もちろん技術部が安全を軽視しているという意味ではありません。品質保証部では「安全」の先にある「安心」をお客さまに提供するために、徹底的に品質をこだわり抜くことをミッションとしているのです。

仕事のやりがいについて教えてください。

航空会社で働く私たちが、日々の整備や運航から得た知見を航空機メーカーと共有することで、空の安全の品質向上に貢献できる点に魅力を感じています。実際に、私たちが発見した不具合情報やそれに対する修理方法は、航空機メーカーに共有され機体改修方針の策定に活用されるほか、航空機メーカーが策定するフォルトアイソレーション(Fault Isolation:不具合の特定)マニュアルに反映され同じ機種を運航する世界中の航空会社へ情報が共有されます。JALだけでなく世界を飛び回るすべての航空機の安全に貢献できることは、大きな誇りであり、日々のやりがいにつながっています。

日頃から心がけていること、
あるいは譲れない信念はありますか。

「情報は正確に。間違った情報は決して許さない」。そのことを常に念頭に置き業務にあたっています。品質保証部は関連当局への報告窓口としての機能も担っています。例えば、運航中に機材不具合が生じて到着目的地が変更された場合、その情報を迅速かつ正確に関連当局へ報告します。もしも報告内容に間違いがあれば、その後の対応検討や調整に支障をきたす可能性もあります。また、技術に関連する部署との連携や整備現業への指示に間違いがあれば、整備作業の品質の低化にもつながりかねません。そのため、情報をアウトプットする際には一度立ち止まり、もう一度内容を吟味し慎重に確認するように常に心がけています。

現在感じている課題、
それを乗り越えるために
チャレンジしていることは?

中堅社員の域に差しかかった私ですが、ベテラン社員と比較すると、まだまだ視座が低いと感じます。不具合に対する改善策を立案する場合でも、先輩はもっと全体を俯瞰して見ています。「その対策案ではほかの部署の負担が大きすぎる。こうすればよりスムーズなのではないか?」といったアドバイスをもらいながら業務を進めています。そうした視座の高さはさまざまな部署での長年の経験によるところが大きいと思います。そのためにも今後は多くの部署で経験を重ねたいと考えています。部品調達や機体整備計画の策定、パイロットのオペレーションに関わる業務もぜひ経験したいと考えています。

最後にJALのエンジニアリングの強みが
どこにあるかを教えてください。

JALの整備部門はどの業種に属するのかと聞かれたら、私は迷わず「品質製造業」だと答えます。私たちはどうすれば安全かつ安心な運航を提供できるのかを日々考え、改善を重ねています。その品質を生み出す背景にあるのが技術力であり、それは定時出発率などの指標にも示されています。「品質を生み出す高い意識と技術力」。これこそがJALのエンジニアリングの強みであると考えています。

PHILOSOPHY

私が大切にしているJALフィロソフィ

「最高のバトンタッチ」
JALの一便一便の運航には、整備から、空港スタッフ、客室乗務員、パイロットまで、さまざまな部門の社員が関わっています。そのすべての力が結集されて安全で安心な運航が実現しています。だからこそ中途半端な引き継ぎはできません。先に述べた「正確な情報提供」にも通じますが、不正確な申し送りや不要な情報がスタッフ全員の努力を台無しにする可能性だってあるのです。仲間の心を一つにして、最高の1フライトをつくる。そのために「最高のバトンタッチ」をいつも意識しています。