JAL | JAPAN AIRLINES新卒/既卒採用情報

INTERVIEW

業務企画職(地上職 技術系)
國枝 真季
Maki Kunieda
運航基準技術部 技術グループ
2009年入社
情報科学研究科 人間社会情報科学専攻修了

メーカーでも予測できない不具合を解析し、
機体システムの改善・進化に導く。

PROFILE

入社後、羽田航空機整備センターに配属され、航空機の電気系統の整備現業を経験。2011年から約4年間、整備技術グループにて運航整備の技術サポート業務を経験し、一時期は業務企画職(地上職 技術系)の採用担当も兼務した。2016年から現職。また、産前休職・育児休職を取得し、2018年3月より復職している。

JALを志望した動機を教えてください。

学生時代の経験から人と人をつなぐ仕事に携わりたいと思い、なかでも交通インフラを担う企業を志望していました。当初、航空業界に対しては工学系のなかでも機械系学問の専門性が求められるイメージがありました。しかし、就職活動を進めるうちに、JALでは理系の基礎知識を活かしながら業務企画職として世界を舞台に仕事ができることを知り、また、格納庫の見学で目の前にした航空機に魅了され、気がつけば第1志望になっていました。実際、入社後は、電気系統の整備現業やエンジニアとして働いてきましたが、現場での経験や勉強を通じて業務に必要な知識を得ることができます。基礎知識を土台に、物事をどう解決に導くか、掲げた目標や理想の姿を達成するには何をしたらよいか、自ら考えて行動することが大切だと実感しています。

運航基準技術部とは
どんな業務を行う部署でしょうか。

パイロットの目線で航空機の運航について考え、また、航空機の技術的観点から日々の運航をサポートする部署です。具体的には、パイロットの操縦マニュアルの作成、運航中に発生した不具合解析のほか、ICAO※1やIATA※2などの各種国際会議や航空機メーカーなどを通じた世界の航空業界の動向調査、ボーイング787型機やエアバスA350型機などの新造機によるテストフライト業務、航空機の性能管理など、業務内容は多岐にわたります。

※1 カナダのモントリオールに本部を置く国際民間航空機関。
※2 国際航空運送協会。世界の航空会社で構成される業界団体。

そのなかで國枝さんが担っている
ミッションを教えて下さい。

私が主に担当しているのは、パイロットの操縦マニュアルの作成と、運航中に発生した不具合の解析などです。海外の航空機メーカーが作成した操縦マニュアルには、通常時・緊急時の操作手順や航空機の詳細なシステムなどが記載されています。さらに、それらはエンジンや動翼、航法や自動操縦などに分類されるため、その量は膨大です。そして、そのマニュアルを日本の法律やJALの運航環境・運航品質と照らし合わせ、JALのマニュアルとして落とし込む必要があります。現在、私はボーイング777型機と787型機のアビオニクス分野の通信や航法、自動操縦などに関するオペレーションを担当しています。

マニュアルの改定や更新は
どのような場合に発生するのでしょうか。

航空機に不具合が生じた際、運航基準技術部では、試験飛行官とともにシミュレーターでの再現性の検証を行ったり、同様の事例を収集したりして不具合発生条件を調査・解析します。そして、解析結果をもとに立てた仮説を航空機メーカーに報告し、改善のための提言を行います。それを受けて、航空機メーカーは改善策を講じ、新機能の追加やシステムのアップデートなどの対処を行うのですが、その際にマニュアルの改定が発生します。また、航空機製造国や各国の法令変更に伴って航空機に新たなシステムの搭載が必要となる際や、航空機の運航方法が制限・緩和される際にも、マニュアルの改定が発生することがあります。ICAOやIATA、航空機メーカーなどを通じて世界の航空業界の動向に目を配り、情報収集を欠かさないのもそのためです。

実際に働くなかで、
面白みを感じるのはどんなところでしょう。

運航中の不具合に対する検証だけではなく、機体システムの改善にも貢献できることに面白さを感じます。なかには何年もかけてやっと改善策まで漕ぎつけるものもありますが、私たちの技術力が世界中で運航されている航空機の品質改善に直接つながっているということに大きなやりがいを感じています。各国のエアラインが集まる国際会議に出席すると、日本のエアラインは世界でも注目されている存在であることを実感します。先輩社員が地道にこのような改善努力を積みあげてきたからこそ、その経験値と技術力の高さが評価されているのだと思います。世界のエアラインをリードする存在であり続けるために、私も引き続き努力していきます。

今後の目標をお聞かせください。

現在の目標は、まずフライトオペレーションのエンジニアとして、実際に航空機が操縦できるくらいの知識を身につけること、そして、パイロットの考え方をもっと深く理解できるようになることです。パイロットが感じたことをすぐにイメージし、問題意識を共有できるようになれば、シミュレーターでトラブルの状況を再現する際、あるいはパイロットからの聞き取りを行う際も、もっと深い分析が可能になるはずです。また、将来的には、例えば航空機メーカーへ出向して製造側から航空機の運航について考えてみるなど、新たなことにもチャレンジしていきたいと考えています。

PHILOSOPHY

私が大切にしているJALフィロソフィ

「常に明るく前向きに」
物事は考え方一つで見える景色が変わります。どんな問題・困難に直面してもやることは同じなのだから、眉間に皺を寄せるより、明るく前向きに取り組みたい。自分自身がそうした姿勢で取り組むことで、周囲の人へも良い影響を与えます。社員一人一人がこのフィロソフィを大切にすることで、どんな困難にも負けることはないと私は信じています。