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INTERVIEW

自社養成パイロット
川村 勇一
Yuichi Kawamura
777運航乗員部
副操縦士
2003年入社
法学部 政治学科卒

機長になる日を見据え、
副操縦士として経験を積んでいく。

PROFILE

入社後、4年間の訓練期間後、2007年より副操縦士としてボーイング777に乗務し主に国際線を経験。2010年から4年間、ボーイング737に乗務し主に近距離の国内線を経験。2014年8月より現職。機長への昇格を見据えつつ、副操縦士としての任務を担う。

JALのパイロットを目指した
理由を教えてください。

「プロフェッショナルな人間になりたい」「海外につながる仕事がしたい」。そんな想いを持って就職活動を行うなかで、JALの自社養成パイロットの存在を知りました。自分の想いを満たすことができるフィールドがあるとともに、幼少時より飛行機を操縦することに憧れを抱いていたため、挑戦することを即決しました。

副操縦士としての
仕事の内容を教えてください。

国内線、国際線の副操縦士として運航業務を担っています。そのミッションは、飛行機を操縦し、目的地まで安全かつ快適にお客さまをお連れすること。フライトのすべてに責任を持つ機長の補佐役として、機長とともに飛行機を運航します。例えば、私が操縦する飛行機で、到着空港が悪天候となった場合、そのまま到着空港を目指すのか、それともほかの空港へ行くのか、最終的な判断を行うのは機長です。その際、自分が機長だったらどのような判断をするのか、常にイメージするようにしています。自らのミッションを遂行しつつ、いつか自分が機長になることを意識しながらフライトの経験を重ねること、これは副操縦士に求められる重要な姿勢だと思っています。

仕事において最も大切に
していることは何ですか。

最も重視しているのはフライトに向けての準備です。空港によって滑走路まで行く道順も違えば、天候も違い、当然ご搭乗されるお客さまも違います。つまり一便一便、同じ条件であることはありません。そうした諸条件をあらかじめ頭に入れて、どう運航するか、シミュレーションをしておくことが、安全かつ快適なフライトにつながります。例えば、1日のうちに同じ羽田空港—福岡空港間の航路を1往復半する場合、それぞれのフライトで少しでも天候が変われば、着陸方法は全く異なります。「風の強さはどのくらいか」「滑走路は乾いているか、濡れているか」など、そのときの状況にあわせて、フラップを出す角度やタイミング、ブレーキの強さを適切に変えなければいけません。そのためにはさまざま状況を事前に想定しておくことが大事なのです。

どんなところにやりがいを感じますか。

自分たちの経験を活かしながら、スムーズな運航を行えたときにやりがいを感じます。運航管理者が立てた飛行計画に基づき飛行機の運航を行っているのですが、「天候の状況から高度はこう変えたほうがいいのではないか」「到着地の空港が混雑していて回り道をするだろうから、その分、燃料を増やそう」などと自分たちの経験に基づき、飛行計画を変更することがあります。その結果としてスムーズな運航が行えた際には、パイロットとして蓄積してきた経験を活かすことができたと実感します。

これまでのキャリアのなかで
印象に残っている
エピソードを教えてください。

数年前、上海浦東空港から成田空港行きの便を担当した際、数多くのイレギュラーが起こったことがあります。まず出発地の上海浦東空港で大幅遅延、到着地の成田空港では滑走路が閉鎖されさらなる遅延が発生しました。加えて雷雲による乱気流とマイクロバーストで着陸できず上空にて待機をしていると、今度は燃料不足により羽田空港にダイバート(目的地外着陸)することに。さらに羽田空港に着陸する間際にはバードストライクが起きました。このとき、私は機長についていくのがやっとでしたが、振り返ると「上海で遅延したときに、成田に到着する頃には天候が悪化していることを想定できたはずで、そこでもう一段も二段も深く準備していれば…」など多くの反省点が出てきました。この経験から、フライトでは自分が想定する以上のイレギュラーが発生する可能性があるということ、常日頃から予想されるさまざまな事態に対してより深く準備することの大切さを痛感しました。

これからの目標を教えてください。

現在は機長の責任のもとで、副操縦士として裁量を与えられて仕事をさせていただいていますが、機長として最終的な責任を負う立場になるには、一度立ち止まって、自分や周りのことをより客観的に見つめることができる人間にならなければと感じています。私が目指す理想は、“わかりやすい機長”。副操縦士をはじめとする運航に携わるスタッフ全員に伝える言葉から運航の仕方まで、無駄がなくシンプルでわかりやすいものにすることで、全員に余裕が生まれると思うのです。そうすることで、チーム全体のパフォーマンスを最大限引き出せる機長になりたいですね。

PHILOSOPHY

私が大切にしているJALフィロソフィ

「地味な努力を積み重ねる」
パイロットのなかには、いわばセンスの塊のような方もいらっしゃいますが、私はそのようなタイプではありません。しかし、努力を重ねることで十二分に補えると考えています。訓練生としてパイロットの道を歩み始めてから現在の副操縦士に至るまでに、経験を積みつつ努力を重ねることの重要性を何度も実感してきました。日々誰よりも多くのことを学ぼうという姿勢でフライトに臨み、決して手ぶらでは家に帰らない。そのような地味な努力の積み重ねを大切にしています。