関わるすべての人の笑顔のために、社会システムの変革にチャレンジして欲しい。

関わるすべての人の笑顔のために、社会システムの変革にチャレンジして欲しい。
代表取締役社長 執行役員代表取締役社長 執行役員
赤坂祐二赤坂祐二

社会の変化に対応し、
新たな価値を生み出せる人財を育てる。

現在、テクノロジーの進歩は目覚ましく、それに伴い社会のシステムが急速に変化しています。それだけにその変化をどのように先取りしていけるかが、今後の企業の生命線になっていくと私は考えています。特に変化の速度が速い分、ちょっとした出足の遅れが、結果的に大きな差を生む可能性も十分に考えられます。そのため、私たちはこの技術の進歩に対し、より敏感に反応し、より深く理解し考察していかなければならないのです。その観点で私が重視しているのが、「人財」と「テクノロジー」です。

例えば、18世紀に起こった産業革命以降、人間の仕事や社会全体はさまざまなイノベーションによって大きく変化してきました。新しいテクノロジーの導入によって、多くの仕事が機械に置き換えられてきた一方で、新しいビジネスが数多く生まれてきた事実を振り返れば、これからも同じようなことが繰り返されるのは間違いないと思います。しかしながら、これからのテクノロジーはこれまでとは全く比較にならないほど高度化、複雑化していきます。こうした凄まじい環境変化に対応するためには、人そのものが、その変化に柔軟に対応し、新たな価値、すなわちイノベーションを生み出し続ける存在に大きく成長していかなければなりません。今後私たちに求められることは、こうした「人財」をいかに育成していくかにあります。テクノロジーそのものだけでイノベーションが起こるものでは決してありません。常にイノベーションの源泉は、「テクノロジーの進歩」と「新たな価値を生み出す人財」であり、そのセットなくして企業の発展はもちろん、社会全体、人類全体の進歩には結びつかないと考えています。

テクノロジーを社会に貢献できる
価値に転換できるのは、
社会を形成し社会に責任を持つ
「人」でしかない。

一つ例をあげます。18世紀に発明された蒸気機関は、それ自体は熱エネルギーを力学的エネルギーに転換する仕組みに過ぎません。興味深いことは、この仕組み、テクノロジーを蒸気船や蒸気機関車というシステムに応用することを思いついた人がいたという点にあるのです。これらの発明により、従来とは桁違いの輸送量やスピードが生み出され、社会のシステムが根底から変わってしまうほどのインパクト、まさにイノベーションとなったのです。ここに人の役割を考えるヒントがあると思います。人には、「他の人の役に立ちたい」とか「社会に貢献したい」という潜在的な願望があるように思います。したがって、テクノロジーを社会に役立つシステムや真の社会価値に変えることができるのは、社会を形成し社会に責任を持つ「人」でしかないのだと思います。

真のプロフェッショナルとして、
仲間と共に社会の進歩発展に貢献する。

これからJALに入社する皆さんには、まずは多くの皆さまから頼られ尊敬される存在、「プロフェッショナル」になって欲しいと思います。私自身は業務企画職(地上職 技術系)として入社し、整備士からキャリアをスタートさせ、整備部門一筋に歩んできました。この分野のプロフェッショナルの一人です。
プロフェッショナルと言えば、あるひとつの「道」をひたすらに辿り、極める、職人や達人のようなイメージがあります。しかし真のプロフェッショナルとは、常に新たな改善を生み、新しいことを作り出す人たちです。新たな創造は真のプロフェッショナルにしかできないことだからです。
そしてもう一つ真のプロフェッショナルとして重要なことがあります。それは、自分自身が持つ知識・知見を、自らのためではなく、仲間のため、社会のため、そして未来のために活かすことであり、そのことに喜び、誇り、責任を持つ人だということです。これは、私が出会った本物のプロフェッショナル全員に共通するものであり、真のプロフェッショナルだからこそ、そこに辿り着くのだと思います。

テクノロジーの大きな進歩をイノベーションに変えるため、極めて重要な役割を果たす「人財」とは、間違いなく真のプロフェッショナルです。JALは実にさまざまな分野のプロフェッショナルの集団であり、これらの力をより結集することで、より大きなイノベーションを生み出すことができるはずです。多くの仲間と共に社会を変え、新しい未来を作っていくため、若い皆さんに是非加わって頂きたい、そのエネルギーと能力を存分に発揮して欲しい、そのように期待しています。私も、社長としてチャレンジする皆さんをどうサポートできるのか、一人のプロフェッショナルとして何ができるのか、絶えず考え続けます。そしてJALの目指す「世界で一番お客さまに選ばれ、愛される航空会社」に一歩一歩近づいていきたいと考えています。

プロフィール

1962年、北海道札幌市で生まれる。1987年4月入社(技術系)。2009年に安全推進本部部長(兼)ご被災者相談部長、2014年に執行役員整備本部長・㈱JALエンジニアリング代表取締役社長、2016年に常務執行役員整備本部長に就任。2018年4月に社長執行役員に就任し、同年6月より現職。最も愛着のある飛行機はボーイング747型機。趣味や飛行機のプラモデル作り、家族と行くスキー、スポーツ観戦(特に野球)。

機内誌スカイワードの表紙の次ページで
社長挨拶を毎月掲載しています。是非ご覧ください。