公募制度で海外赴任。
仲間の大切さを実感。
INTERVIEW #2
大原 理恵
2005年入社
株式会社JALスカイ
羽田事業所 総務部
社内公募制度によって、現場責任者としてオーストラリア・メルボルン空港へ赴任。念願だった海外赴任を経験し、新たなステップへの目標を立てました。
子供の頃に感じた、
空港でのワクワク感を胸に就職
現在は総務部で主に人事に関する業務を行っています。社員がJALグループ会社に赴任するにあたっての各担当者との調整や、社内の昇格者に対して実施する研修の企画運営を担当しています。
そもそもグランドスタッフを志したきっかけですが、小学生の文集には「空港のグランドスタッフになりたい」と書いていたようなのですが、具体的には覚えていません(笑)ただ、父の仕事の都合で引っ越しが多く飛行機を度々利用していたため、空港に行く度にワクワクしていたことは、JALスカイに入社したきっかけのひとつですね。日本の空の玄関口であり、国と国とのかけ橋になる仕事ができる成田空港でキャリアをスタートし、現職に就く前は1年2カ月ほどメルボルン空港に赴任していました。
日本のノウハウを
海外の空港にも広げたい!
私は学生時代に留学の経験がありません。ただ英語が好きで、いつかは海外に住んでみたいと漠然と思っていた程度です。社会人になってグランドスタッフとしての経験を重ね、業務上で海外で働くグランドスタッフの教育を担当することになった際、海外の空港では日本のようなきめ細やかな教育制度がないことを知りました。その時から「自分が今までに得てきた知識や経験を海外で生かしたい」 「日本のノウハウを海外の空港にも広げたい」と考えるようになりました。
その後、2018年に社内で海外赴任の公募制度が始まり、いろいろ迷いもありましたが、メルボルン空港への赴任に応募しました。旅行でも訪れたことがありましたし、尊敬する先輩方が先陣として行かれていたのでぜひチャレンジしたいと思いました。
担当していたプロジェクトを
完了させ、メルボルンへ
応募を迷った理由の一つは、その当時所属していた成田空港の国内線の旅客システム刷新 (通称、SAKURAプロジェクト)と、メルボルン赴任の時期が近かったため、軌道に乗るまでは所属を離れることは厳しいなと感じていたからです。その際に、当時の上司に相談したところ、行きたいという意思があるならば挑戦すべきだと背中を押してくださいました。その選考における面接の際、「赴任前までにプロジェクトを完遂させます」と宣言をしたことを覚えています。
その宣言が功を奏したかどうかは分かりませんが、メルボルン赴任の機会をいただき、そしてプロジェクトも無事に予定通り完了。安心して旅立つことができました。
多様な価値観と柔軟な発想を持てた
赴任先では、JAL便の旅客サービスのインチャージ業務や、成田空港では経験ができない機内食の衛生管理や費用精算業務を担当していました。日本とオーストラリアでは文化が違いますし、人々の考え方も違うため、細かなところまで徹底した日本の業務水準に合わせることは大変でしたね。一方で、さまざまなルーツを持つ方と触れ合う機会が多く、多様な価値観や柔軟な思考力を養うことができたと思います。「こうすべき」「こうでなくてはならない」といった凝り固まった考え方を取っ払い、頭を柔らかくして対応することができるようになったと、帰国して感じました。
折しも、赴任中に新型コロナウイルスが世界的に蔓延し、それまで毎日当たり前に飛んでいた飛行機が飛ばない日々が続きました。気持ちを切り替え、普段なかなかできない仕事に時間を費やすなどして過ごしていましたが、久しぶりに貨物便のフライトが再開した時にはスタッフ全員が感動したことを昨日の事のように覚えています。
トラブルが重なる中、
チーム一丸となってお客さま対応
メルボルン赴任中、成田空港に向けて深夜に出発する飛行機が搭乗間際に機材整備のため、急遽欠航となったことがありました。他の航空会社に振り替えたり、翌日のJAL便に変更したりとお客さまへの対応をすべき時、カウンターの予約システムがダウンする事態が発生したんです。対応するスタッフの数が日本とは異なり多くなく、いくつものお問い合わせをいただく中で想像以上にお客さま対応に苦慮しました。相当なプレッシャーを感じる中、日本やシドニーにいるスタッフも遠隔でサポートしてくれたうえ、通常整備をしているスタッフたちもお客さま対応にあたってくれたり、場所や職種の枠を超えJALチーム一丸となって、到着地の成田にバトンを渡すことができました。
オーストラリアらしいなと思ったのは、 明け方まで対応していたことで 通常はハンドリングのスケジュール上会うことがない他のエアラインスタッフからも応援され、空港で働く全員が仲間だと思えて嬉しかったですね。
仲間や後輩の
後押しができる存在になる
仕事を長く続けていくうちに、業務の内容というより、誰と働くかが大切だなと思うことが増えるようになりました。
そのためお客さまはもちろんのこと、働く仲間を大切にしたいと常に思っています。お互いが相手のために頑張ろうと思えるよう、笑顔を絶やさずに感謝を言葉にして伝え、信頼関係を築くことを意識して仕事にあたっています。
私自身、上司や周りの方からのサポートをいただいたことで、自分では想像できないような可能性を引き出してもらったと感じています。これからは、私がそういう立場になる番です。仲間の想いやチャンスを後押しできるような存在になることが私の目標です。
ONE DAY
TIME SCHEDULE
とある一日のスケジュール
- 10:00
- 始業
- メールのチェック
- 11:00
- 作成業務
- 業務連絡(社内向け発信文書)作成・社員問い合わせ対応など
- 12:00
- ランチタイム
- 13:00
- ミーティング
- 成田の研修担当とZoom会議
- 15:00
- 面接
- 公募案件の面接
- 16:30
- 調整業務
- 人事関連対応、出向に向け関連部との調整、決裁取得
- 18:30
- 終業
OTHER INTERVIEW
その他のインタビュー
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JALグループでは、
全社員がチーム一丸となり
安全かつ快適なフライトを実現しています。
この動画では、空港旅客サービス、
グランドハンドリングの事業領域について、
業務の詳細と魅力をご説明させていただきます。