海外の空港に高品質な
グランドハンドリングを
広めたい。

INTERVIEW #5

神谷 智史

2009年入社
株式会社JALグランドサービス
成田支店 総務部 業務グループ

合理的かつ丁寧な日本のグランドハンドリング品質を、海外の空港でも展開したいという想いが実現し、念願だった海外勤務を経験。何事も前向きに考え、難しいことにもチャレンジしています。

お仕事の様子

間接部門として、
現場のサポートなどのほか、
新規の業務受託開発を担当

現在の業務は、成田空港においてJALグランドサービスが受託している海外の航空会社のグランドハンドリング業務の業務内容の調整や現場のサポート、生産管理を行っています。主にお客さまからお預かりした手荷物や、貨物郵便を搭載する搭載部門の調整を担当しています。その他にも、新規の業務受託のために戦略を練ったり、業務受託に関わる経理業務も行う間接部門で働いています。
JALグランドサービスに入社したのは、飛行機が好きだったことと、大学で学んでいた英語を活かせる仕事に就きたいと思ったからです。私が入社した当時から、海外の航空会社との取り引きが多い会社でした。現在は35社ほどの海外の航空会社と取り引きがあります。

日本の業務品質を海外へ。
その想いが実現し、海外赴任

以前、プライベートでメキシコ旅行に出かけた際、海外の空港でグランドハンドリングの仕事風景を目にする機会がありました。そこで目にしたものは、私たちが日本の空港で行っている業務品質との大きな違いでした。それは、決して高いと言えるものではなく、改善すべき点が多くあると感じたんです。JALグランドサービスのグランドハンドリング品質を海外の空港に広げることができるのではないか、その仕事を自分自身でやってみたいと思ったのが、海外での仕事を意識したきっかけです。
その当時は会社として海外勤務自体がなかったのですが、毎年提出する人事調査票には、海外の空港での勤務を希望する旨を書いていました(笑)。2019年3月に成田~シアトル線が運航を開始するのに伴い、シアトル空港でのグランドハンドリング指導・教育スタッフとして私が選ばれたんです。正直驚きましたが、うれしかったですね。

文化や考え方の違いを踏まえて、
現地のスタッフを教育・指導

シアトル空港への赴任は2019年1月。初便が到着するまでの3カ月弱が準備期間です。私の主な仕事は、手荷物や貨物の取り扱い方や搭降載のやり方を現地のグランドハンドリング会社のスタッフに教え、業務の品質を整えていくことでした。日本航空が定めている訓練の実施のほか、グランドハンドリング業務にはさまざまな資格が必要なのですが、各スタッフが保持している訓練記録や資格の管理なども行いました。
日本での業務手順をそのまま海外空港で適用するのは、文化や考え方の違いなどもあり、現実的ではありません。現地の特性に合わせた業務手順を策定し、手順の背景なども英語で説明しながら、丁寧にコミュニケーションを取り教育を行いました。
日本からシアトル空港へ配属となったのは整備士や旅客ハンドリング担当などを含めて空港所全体で10名弱。限られた人数なので、従来の担当以外の業務を兼務する必要があります。私は赴任前に教育を受け、ステーションオペレーション業務も兼務しました。

初便の業務に集中しすぎて、
記念撮影に入れず…

運航開始初日、成田空港を飛び立った初便がシアトル空港に到着。その時の感動は今でも鮮明に覚えています。そして感動もつかの間、再び成田空港へ向けて出発するまでの数時間、緊張感が漂う中でスタッフ全員が一丸となってハンドリングを行いました。
無事に成田へ向けて初便を送り出した後、現地のスタッフで集合写真を撮ったのですが、私は行ったハンドリング業務の課題や改善点をレビューすることに夢中になりすぎて、集合写真に写りそびれてしまいました…。まあ、それだけ仕事に集中していて、翌日からの業務をどう改善していくかに気持ちが向いていたんですね。自分の仕事に対する姿勢が表れた出来事だったと思います。
後日、社内報やWebサイトなどに集合写真が掲載されたのですが、みんなから「なんでいないの?」と聞かれました(笑)。

仕事や困難なことも、
楽しみながら前向きに取り組む

仕事をするうえで心がけているのは、何事も楽しむこと、難しいことにも前向きに取り組むことです。1日の大半の時間は仕事をしているわけですから、楽しんで仕事をすることは人生においてとても大切だと思います。また、困難に対して前向きに取り組めば、物事がより効率的に進められるだけでなく、個人も組織も成長できると信じています。
JALグランドサービスでは、「世界のトップハンドリング会社を目指す」という目標を掲げています。日本のみならず世界へ目を向け、部下や後輩がどんどん海外勤務で活躍できるような企業に成長できるよう、私も自分の経験を活かして貢献したいと考えています。

MESSAGE

幼い頃から両親や叔母が言ってくれた「好きこそ物の上手なれ」という言葉を大切にしています。楽しむことで物事が上達する、あることに熟達するにはそれを楽しめるようになることが大切という意味です。
就職活動もそれ以外においても楽しく前向きに取り組み、毎日を大切に過ごされてください。一緒に働ける日を楽しみにしています。

8:30
出社
1日のTo Do 整理、メールの確認
8:40
支店内ブリーフィング
現業部門の前日の業務状況を確認し、他社・他部門との調整事項を確認する
11:00
受託社との打ち合わせ
当社が取り扱う海外の航空会社との月次定例会議で課題などを把握する
12:00
昼食
お弁当を持参するようにしています
13:00
生産管理
業務量に応じて、現業部門に適切な数の人員が配置されているか確認する
15:00
現場立ち合い
特殊貨物を運ぶような臨時便や、受託航空会社の手順変更がある際は、事前に調整した通りに作業が順調に進んでいるかを、直接現場に足を運び自分の目で確かめる
16:30
チームブリーフィング
同じグループでは働くメンバーと、各自が抱えているタスクについて進捗を共有し、円滑に業務処理できるように業務分担や意見交換を行う
17:40
終業・帰宅

空港ハンドリングで
東京五輪に携わる
貴重な体験。

#1

佐々木 萌香

2015年入社

日本航空株式会社
カスタマー・エクスペリエンス本部

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公募制度で海外赴任。
仲間の大切さを実感。

#2

大原 理恵

2005年入社

株式会社JALスカイ
羽田事業所 総務部

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集中力を高めて
瞬時に正しく判断し、
運航の安全を守る。

#3

掛川 晃平

2019年入社

株式会社JALスカイ
羽田事業所 空港オペレーション 第2部

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自分に合った
働き方ができ、
仕事と育児を両立。

#4

扇浦 知子

2018年入社

株式会社JALスカイ
羽田事業所 空港オペレーション国際部

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海外の空港に高品質な
グランドハンドリングを
広めたい。

#5

神谷 智史

2009年入社

株式会社JALグランドサービス
成田支店 総務部 業務グループ

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現場一筋。
グランドハンドリングの
プロフェッショナル。

#6

中島 隆広

2003年入社

株式会社JALグランドサービス 東京支店
ランプサービス2部 ランプサービス2課

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会社説明会で
グランドハンドリングに
興味を持ち、志望を変更。

#7

石渡 沙也香

2020年入社

株式会社JALグランドサービス 東京支店
貨物郵便サービス1部 貨物サービス1課

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視点が変わり
再認識する自社の業務の
重要性と責務。

#8

甲斐 和幸

2007年入社

日本航空株式会社
受託戦略部 企画グループ

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