
INTERVIEW
社員教育、社外広報を通じて、
JALのサービス・人財品質を
高めていく。
2019年入社
法学部 法学科卒
社員教育、社外広報を通じて、
JALのサービス・人財品質を
高めていく。
人と接することが好き。また、目の前で「ありがとう」と言ってもらえたり、自分がしたことでお客さまが笑顔になってくれる経験がしたいと思ったことが大きな理由です。小さい頃から仲間とともに何かを成し遂げることにやりがいを感じ、それが客室乗務員として求められる資質と合致すると思えたことも決め手に。
「常に謙虚に素直な心で」
客室乗務員の仕事においては、数多くのお客さまとの出会いは一期一会であり、また初対面の仲間ともフライトを共にすることもある。そうした中でも、「常に謙虚に素直な心」をもち行動していくことで、素晴らしいチームワークが生まれ、自身も楽しみながら品質の良いサービスを提供できると考えている。
客室乗務員向けに、キャリアの節目に行われる、「ブラッシュアップ教育」を担当しています。具体的には、ファシリテーターとして、入社5~6か月の社員を対象に、より実践に即した知識・技量の向上を図る集合研修や、入社2年目を対象とした、ビジネスクラス移行後に行う、品質向上を目的とした集合研修に携わっています。また、日々、国際線のサービスに対する疑問や質問への対応を行ったり、業務慣熟をサポートする、「オープンルーム」を開催しています。
入社6年目にこの仕事に携わることになったのですが、それは私にとって良いタイミングだったと感じています。客室乗務員の業務を一通り覚えて、次の目標が見えにくくなってきた時期でもあったので、各種の教育に携わることが次のステップに踏み出す良いきっかけとなりました。実際に教育にかかわることで日々、自身の今後のキャリアアップにつながる大きなヒントや刺激を得ています。
私も新人時代は、教育の対象となる新人客室乗務員と同じような悩みを抱えていました。そのため、その時の気持ちを思い出して経験談を交えながら、実践的なアドバイスができるよう、日々考えて教育に取り組んでいます。たとえば、国際線のビジネスクラス。特に大事な業務の一つがキッチン担当ですが、シェフの想いをのせて、よりおいしくお客さまにご提供できるようにそれをスムーズに行えるよう、サービスする際の動線や料理を温めるタイミングなど、実際に自分が実践してきた工夫をお伝えしています。
研修を通して、新人客室乗務員の皆さんに、「いつも悩んでいた課題や不安が解消できた」「もう一度、基本に立ち返って、よりサービスを楽しむことができそうです」などの言葉をもらうとやりがいを感じますし、同時に自分も「そうあらねば」と身を引き締め直しています。
また、部署名が「人財教育」ではなく、「人財品質グループ」であることにも魅力を感じています。私が後輩を育成するというよりも、「学びあいの中でサービス品質を高めていく」、その一端を担っていると思えるからです。個々のスキルアップはもちろん、JALのサービス品質すべてを向上させる取り組みであることに、何よりもやりがいを感じます。
月に2日ほど、お仕事講座の講師を務めていますが、とても楽しいですね。その目的は、客室乗務員の一日の仕事の流れや、やりがいをお話しして、客室乗務員や航空業界に興味を持っていただくこと。国内だけでなく、シドニーやニューデリーなど、海外の日本人学校で講話をさせていただいたことはとても楽しい経験になりました。とりわけ、「客室乗務員が、憧れから、なりたい職業に変わった」と言ってもらえた時は非常にうれしかったですし、改めてJALの客室乗務員のブランド力を実感しました。航空業界に興味を持っていただけるきっかけづくりに貢献でき、大変やりがいを感じました
いちばんの魅力は、仲間同士でよいところを褒めたり、「ありがとう」の言葉を交わし合う風土が根づいていて、とても働きやすいところです。仲間に対するリスペクト、感謝の気持ちに満ち溢れています。
そして今、社員教育に携わり、強く実感しているのは、JALには多岐にわたる他部署の仲間がいて、その仲間たちと最高のバトンタッチを実現していくことで、JALブランドがつくられているんだなということ。部署を超えたJALの一人ひとりの社員が、「世界一お客さまに選ばれ、愛される航空会社」を目指し、同じ目標に向かって努力をし続けているという事実が、JALの魅力であり、強みだと感じています。
産休・育休や深夜業免除措置など、ライフステージが変わる中でも、女性がとても働きやすい環境が整っていると感じています。私は現在、国際線エコノミークラス責任者の資格を持っていますが、早い段階で責任のあるポジションにチャレンジできるところも、魅力的です。細やかで自律的にチャレンジできるキャリアパスが明確となり、もっと成長したいというモチベーションも高まっています。
現部署の任期は半年間。その後は客室乗務員に戻り、国際線のエコノミークラスの責任者としての経験をしっかり積んでいきたいと考えています。メンバーみんなが、笑顔で活躍してもらえるような責任者になりたいですし、さらに知識・技量を磨いて、上位クラスの責任者の資格取得にも挑戦したいです。その目標に向けて大きな糧となったのは、広報活動を通して会社全体を見られたことです。JALには多岐にわたる職種の方々がいて、それぞれが自分たちの持ち場でJALの品質向上に向けて尽力しているのだと再認識できました。