基本的な考え方
- JALグループは、社員一人ひとりの成長が、組織の成長、ひいてはJALグループの持続的な成長につながるとの考えに立ち、人財の育成に取り組みます。
- JALグループ全社員が目指すべき人財像を定め、社員エンゲージメント(「会社のビジョンを理解し、共感し、その達成に向けて自律的に考え、行動し、貢献していく」意欲・姿勢)向上、多様な価値観を尊重し、新たな価値創造に挑戦し、変革を起こす人財を育成します。
- そのために、社内外での教育研修の拡充、自律型人財となるためのさまざまな機会の提供など、人財育成へ積極的に投資を行います。
育成プログラムの方針
JALフィロソフィを基本的な考え方としてJALグループ全社員が目指すべき人財像を定め、グループ内の会社や職種の枠を超えた人財交流を実施しています。また、各職種の専門訓練や各社独自の教育・研修により、リーダー人財や安全・サービスのプロフェッショナル人財を育成しています。今後も人財への投資を拡充し、ビジネススキル研修や「新たな価値の創造」を社内外で学ぶ機会を拡充していきます。
教育・研修体系
リーダー人財、安全・サービスのプロフェッショナル人財の育成に主眼を置き、JALグループ共通の基本教育・研修体系を策定し、この体系に基づき教育・研修に取り組んでいます。 階層別研修に加え、ビジネス・マネジメントスキル向上を目的とした経営力向上研修や公募型のチャレンジ研修、世代別のキャリア研修など、組織横断的に実施するプログラムを拡充しています。
下記の図は横スクロールできます
階層別研修
各階層で求められる基礎知識の習得と
役割認識を深める
JALグループでは、新入社員教育や新任管理職研修などの共通の研修に加えて、各社のキャリアパスに応じた教育・研修を実施しています。各階層において求められる基礎知識の習得と、役割認識を深める場としています。
活動型研修
自燃性の
コミュニケーションリーダーを育成する
JALグループでは、活動型研修を通じて自発的・主体的行動を促進し、自燃性のコミュニケーションリーダーの育成を行っています。各種プログラムをとおしてグループ共通の課題解決に向けて実践する活動型の研修です。
キャリアアップ・リスキル
業務遂行に必要とされる
ビジネススキルを学ぶ
業務遂行に必要とされる、論理思考力や問題解決力、リーダーシップなどのビジネススキルを学ぶ機会を提供しています。一般的なビジネススキルに加えて、航空業界に特化したエアラインビジネス研修やリーダーとして必要なストレスマネジメント知識とコミュニケーションスキルを習得するメンタルヘルスマネジメント研修にも力を入れています。
自己啓発支援
自己成長や自身の能力開発を目指し、
スキルアップを図る
業務の効率化や生産性向上のためだけでなく、社員一人ひとりの活躍の領域を広げるために、様々な自己啓発支援があります。自ら学びたいという想いを原動力に、スキルアップいただくことで、高いモチベーションを保って業務にあたることができる仕組みを整えています。
基礎研修
JALグループで活躍いただくための基礎を学ぶ
活躍する姿をイメージし、自身の今後のキャリアを描く
JALグループの事業運営における大前提である「安全」に関する教育や、JALグループで働く全員が大切にしている意識・価値観・考え方である「JALフィロソフィ」への理解を深める機会を設けています。
また、キャリア研修では、若手からシニア層までの各世代において、JALグループで活躍する姿をイメージしながら、自身の強み・弱みを認識し、自律的に今後のキャリアビジョンを描く支援をしています。
注目の教育・研修
JALフィロソフィ勉強会
「JALフィロソフィ」はJALグループで働く全員が大切にしている意識・価値観・考え方です。
JALグループの社員は、仕事や人生において判断に迷ったとき、JALフィロソフィの考え方に立ち返り、「人間として何が正しいか」を判断の基準としています。
「JALフィロソフィ勉強会」では、JALグループの翼を支える全社員約37,000人が部門・役職関係なく同じ空間に集い、日々の仕事から得た気づきや体験を共有し合います。
オンラインと対面の両方で開催しており、国内外各地の社員をつなぐことで、部門を超えたコミュニケーションの機会創出と一体感の醸成にも寄与しています。
社員一人ひとりがJALフィロソフィをベースに繋がることで「お客さまに最高のサービスを提供し、社会の進歩発展に貢献する」という企業理念の実現を目指していきます。
安全に関わる教育・研修
JALグループでは、現地(事故現場)に行き、現物(残存機体等)を見て、現人(事故に関わった方)の話を聞くことで安全の本質を理解するという三現主義の考えのもとで安全に関する教育・研修を実施しています。
「現地」である御巣鷹の尾根に慰霊登山を行い、安全啓発センターで残存機体などの「現物」と向き合い、さらには、事故に直接関わった「現人」の話を聞くことにより、意識の奥底から安全の重要性を啓発しています。
Global Challenge Program
「多様な価値観を尊重し、新たな価値創造に挑戦し、変革を起こす人財を育成」することを目的に、グローバルチャレンジプログラムを実施しています。
グローバルチャレンジプログラムでは、シリコンバレーで活躍する起業家や投資家等との対話を通して変革に必要なマインドセットを学ぶ「シリコンバレー自己変革プログラム」と、海外かつ異業種企業におけるリアルビジネスを経験できる「海外越境チャレンジプログラム(※)」の2つを実施しています。
(※) 業務企画対象
全社DX人財育成プログラム
JALグループではESG戦略を推進するためにDX戦略を実行し、自律的にDX案件を推進できる人財を育成することや、全社員がDXを理解できる土壌を作るため、DX人財育成を実施しています。JALグループの全社員がDXに対する共通理解を持ち、DXを推進していくことで常に進化し続けるJALグループになることを目指し、戦略策定や業務改善などDXに関わる役割や立場に応じて5つのプログラムを用意しております。