INTERVIEW
運航乗務員のサポートを通して、
JALが誇る安全運航を支える 。
767運航乗員部 業務グループ
2018年入社
経済学部 経済学科卒
運航乗務員のサポートを通して、
JALが誇る安全運航を支える 。
社内外を問わず人のために仕事ができること、また人々に与える影響が大きい業務を経験できることを軸に就職活動を行う。その中でも、多くの専門的な部門が「一便一便を安全に運航する」という同じ目標に向かって真摯に業務に取り組む、JALグループの強い一体感に魅力を感じ入社を決める。
「現場主義に徹する」
たとえ規程をクリアしていたとしても、現場から「このように見直した方が、より一層安全を担保できるのではないか」という意見があれば、現場主義に徹して判断すべきだと考えている。
運航本部には、2000人以上の運航乗務員とそれを共に支える業務企画職が所属しており、まさに日々の運航の現場を担う部門です。加えて直近の運航のみならず、中長期的な目線での乗員計画の策定や、路線に合わせた乗員配置数の適正化、規程・訓練内容の見直しなど、多岐にわたる業務を担っています。
767運航乗員部 業務グループにて、約10人のスケジューラーのうちの一人として、360人近くの運航乗務員のスケジュールや資格を管理しています。そのメイン業務は月次のスケジュール作成です。フライト一便一便に、運航乗務員をアサインしていくわけですが、これが一筋縄ではいきません。1年間のフライト時間の規程など航空法に違反しないようにすることに加え、規程をクリアした上でも、その他の配慮事項にも気を配ります。例えば、「時差が大きい北米路線がなるべく続かないようにスケジュールを作成する」など、運航乗務員が働きやすい環境づくりを、毎月の運航乗務員との意見交換を通して実現しています。こうした配慮事項を勘案しつつ、スケジュールを作成する作業は、いわば難解なパズルのようなものです。それだけにいつも頭を悩ませますが、その結果、一便も止めることなく安全運航が継続でき、かつ運航品質が磨き上げられ、お客さまの快適なフライトにもつながっていることにやりがいを感じています。
深夜の国際線に乗務予定の運航乗務員が急遽乗務できなくなった時のことです。スケジュールの変更自体は日々あることなのですが、この時はかなり遅い時間帯でのイレギュラー対応、しかも対象便が国際線で複雑な調整を要するという状況で、相当なタイムプレッシャーがかかりました。しかし、そんな短時間の中でも、日々の運航管理を担っている運用グループの責任者と共に、新しい乗務パターンの作成と、起用される運航乗務員への連絡、さらには規程遵守の確認まで、優先順位をつけながら常に確認を怠らずに取り組みました。最終的には無事に出発を遅らせることなく運航させることができ、大きな達成感を覚えました。また、この時改めて一便一便を安全に定時に運航することの難しさを感じたことも鮮明に記憶に残っています。
主に当日のスケジュール調整対応を行うのは運用グループという別の部署の方なのですが、こうした緊急時は一緒になって解決に取り組むことが大切なのだと実感しました。また、日常的に運用グループの方々とコミュニケーションをとっていて関係性ができているからこそ、いざとなったときにスムーズな連携ができ、難易度の高い事案もしっかりクリアできたのだとも思いました。まさしくJALへの入社を決意したJALグループの一体感に触れられ、その一員となれたことに誇りを感じました。
若手社員にも発言、挑戦できる場面が多く、それをサポートしてくださる先輩や上司もいる環境です。例えば、運航乗務員のスケジュールを組んでいく中で、私として「もっとこうした方がいい」という意見やアイデアを提言した際も、「舟橋さんがその方が安全だと思うなら、そうしよう」と後押ししてくれます。「この場合はこうする」と杓子定規にやり方が決まっているわけでなく、一人一人の考えを尊重してくれる社風を感じます。
通常の業務に加えて、近年、新規導入されたスケジュール作成システムのユーザーとして、開発や改修に携わっています。海外ベンダーとやりとりしながら段取りを決めて進めていくのは、私にとって新しい経験です。そのプロセスの一つ一つが勉強になっています。このシステムを導入することで、より最適なスケジュール管理ができるように取り組んでいます。それにより運航乗務員の方々にとってさらに働きやすく、やりがいある環境づくりを実現したいと考えています。
※業務企画職における現コース区分は2023年3月より新設したものであり、掲載社員は記載のコース名では入社しておりません。
各社員のコース名は、現在の業務内容と最も関連が深いものを参考として記載しております。
また、コースは部署と明確に紐づいているわけではなく、あくまで「キャリアの方向性」を示すものです。
コースの考え方については、職種紹介(業務企画職)をご確認ください。
コロナ禍を経て、運航本部の中でも多くの新規事業が誕生しています。例えば、フライトシミュレーター体験販売や、運航乗務員・客室乗務員有志による農業支援、屋形船de航空教室などです。そこでは若手社員の活躍や、職種を超えた取り組みも非常に多いです。職種にかかわらず参加できる取り組みも多々あるので、目前の業務にとどまらない幅広い視野を持つためにも、私も参加してみたいなと思っているところです。また、スケジュール作成業務の中で培った他職種を巻き込む力を生かして、失敗を恐れずにさまざまなことにチャレンジしていきたいと思っています。