近藤 明香|社員インタビュー|仕事・人|新卒キャリア採用サイト|JAL

INTERVIEW

世界に誇れるJALの品質を、
一人でも多くの人へ届けたい。

業務企画職(エアラインエンジニアコース)
KONDO Sayaka
品質保証部 企画グループ
2006年入社
理工学研究科 総合デザイン工学専攻修了

CAREER STEP

  • 2006年:成田航空機整備センター
  • 2008年:成田部品センター 部品計画グループ
  • 2012年:羽田部品計画グループ
  • 2013年:1度目の産休・育休を取得
  • 2015年:復帰。調達本部 航空機部品調達グループ
  • 2016年:2度目の産休・育休を取得
  • 2017年:復帰。調達本部 航空機部品調達グループ
  • 2019年:欧州技術品質保証部
  • 2022年:品質保証部 企画グループ

REASON

就職活動では、自社の製品やサービスを持っていること、自分が好きなものに関われることを重視してJALを志望。女性技術者の先輩社員がのびのびと働く様子にも惹かれて入社を決めた。

PHILOSOPHY

「見えてくるまで考え抜く」
相反するAとBのどちらを選ぶべきか。そんなシチュエーションになったとき、意識するのがこのフィロソフィ。さまざまな可能性を持ちながら、正解が見えてくるまであきらめずに考え続けることを大切にしている。

高い整備品質を担保するための
制度や仕組みづくりに向き合う

品質保証部企画グループでどんなお仕事を担当していますか?

航空機の整備における品質を担保することが品質保証部の大きな役割です。その中で私が担当しているのは、高い整備品質を保つための制度や仕組みづくり。具体的な仕事の例を挙げると、現在は周りの環境に合わせ整備士の資格制度を変えていく取り組みをしています。
昨今、多くの海外航空会社が日本へ運航するようになり、私たちはJALの航空機の他にも海外航空会社の航空機の整備をしています。本来、整備は各航空会社の国の規則に従う必要があるのですが、これでは手続きが複雑となり、負担も大きくなるので、日本は各々の国と相互承認協定(BASA)の締結を進めています。BASAが締結されると、海外航空会社の航空機であっても、JALは日本の認定の下で整備を実施することができるようになります。このような制度の変更に対応するよう、航空局や海外航空会社などと調整しながら、社内の仕組みも変更するといった取り組みを実施しています。

仕事において重要なのはどんな行動でしょうか?

この他にも、新しい種類の航空機の受領検査の仕組みづくりや、これまで機体の機能ごとに設けていた社内整備士資格を統一化するなど、いくつかのスキームづくりを手掛けています。
それらすべてにおいて重視しているのは、今だけでなく将来を見据えること。新しい仕組みをつくると、その時に抱えている課題は解決されても、先々にはその仕組み自体が業務の弊害になってしまうことが起こりえます。そんな結果を避けるために、長期的な視野を持って仕組みづくりに臨む必要があるのです。

自分の仕事が、
JALとエアバス社の双方に貢献

これまでJALで働いてきたなかで特に思い出深い仕事について教えてください。

2019年から2022年にかけて、エアバス社があるフランスのトゥールーズに赴任していました。私が担当した仕事は、JALが新たにエアバス機を導入するに当たり、JALからの要望をエアバス社に理解してもらうための交渉などです。JALが求める品質の高さを理解してもらうことは一筋縄ではいきませんでした。例えば、整備本部が掲げる「0-0-100」(イレギュラー運航0・飛行中の不具合0・定時出発率100)の目標は、到底実現できないと思われるような高品質。しかし、JALでは高い目標を掲げ、少しでも近づけるように努力をし目指しているわけですから、その企業理念を理解してもらうところから始める必要がありました。

プロジェクトはその後どうなったのですか?

大切にしていたのは、要望の背景や理由をしっかり説明して理解してもらうこと。理由を理解できないリクエストは理不尽と受け取られる可能性もあり、協力を得られない恐れがあったからです。こうした尽力の結果、無事に機体の受領が完了。特に嬉しかったのは、トゥールーズを去る前にエアバス社のメンバーからかけられた言葉です。「JALのおかげでエアバスの品質は向上した。ありがとう」。この言葉を聞いて、自分が取り組んできた仕事がJALとエアバス社の双方に貢献できたことを実感し、胸がいっぱいになりました。

新しい文化を取り入れて、
もっと魅力的なJALをつくりたい

他にもフランスへ赴任したことで変わった点はありますか?

エアバス社のメンバーと共に働いた経験は、業務以外でも大きな発見をもたらしてくれました。ダイバーシティに対する考え方もその一つ。フランスでは子育てに対する男女平等が徹底されていて、男性も育児休暇を取るのが当たり前の文化。夫婦のどちらか一方が家族のために犠牲を強いられるべきではないという考え方に深く共感しました。
子どもの成長に合わせて働く時間帯を柔軟に変えるなど、工夫すればきっと日本でも実現できると考えて、JALの人財本部に提言し、エアバス社との意見交換会を開催しました。

社員の提言を前向きに受け入れるJALの社風についてどう感じますか?

JALには魅力的な文化がいくつもあります。まずは、JALフィロソフィを社員たちが自然に実践していること。エアバス社のメンバーからも「素敵なフィロソフィがあるからJALの社員は魅力的なんだね」と言われたことがありました。他にも、一致団結したときの結束力やイレギュラーへの対応力など、JALならではと感じる強みがたくさんあります。そして、思いやりに溢れた社員が集まっていることも大きな特徴。そんなJALが私は大好きです。

※業務企画職における現コース区分は2023年3月より新設したものであり、掲載社員は記載のコース名では入社しておりません。
各社員のコース名は、現在の業務内容と最も関連が深いものを参考として記載しております。
また、コースは部署と明確に紐づいているわけではなく、あくまで「キャリアの方向性」を示すものです。
コースの考え方については、職種紹介(業務企画職)をご確認ください。

CHALLENGE

JALの高品質を世界中の人に知ってもらい、今以上に選ばれる航空会社へ。これが長年変わらない私の目標です。海外で働いたことでますますJALの素晴らしさを実感しましたし、自分の好きなJALをさらに良い会社にしたいと改めて感じています。お客さまに選ばれるだけでなく、働く人にとってもかけがえのない会社となっていくために、ダイバーシティをはじめとした働き方の面でも進化していくことを期待しています。ここ数年はJALでも男性の育休取得者が増えてきましたし、確実に良い方向へ進んでいます。

1 Day Schedule

  • 8:30 出社、メールチェック
  • 9:30 朝礼・ブリーフィング
  • 10:30 資料の作成
  • 12:30 昼食
  • 13:30 会議に参加
  • 15:00 資料作成、メールへの対応
  • 17:30 退社