中道 大輝|社員インタビュー|仕事・人|新卒キャリア採用サイト|JAL

INTERVIEW

航空機整備に関わる
「人員」の計画から
JALの価値を高めていく。

業務企画職(エアラインエンジニアコース)
NAKAMICHI Hiroki
羽田航空機整備センター 企画・計画グループ
2017年入社
理工学部 管理工学科卒

CAREER STEP

  • 2017年:羽田航空機整備センター 機体点検整備部 機体運航整備室
  • 2018年:羽田航空機整備センター 運航整備部 国内運航整備室
  • 2021年:ボーイング737 一等航空整備士資格取得
  • 2021年:羽田航空機整備センター 計画部門
  • 2022年:現職・運航整備人員計画を担当

REASON

学生時代に自転車で日本縦断に挑戦し、「移動」がもたらす価値を実感し、「人の移動」にまつわる企業を志望。JALを選んだ決め手は、先輩社員の人柄。就職活動中、JALの先輩社員と話した時間は疲れを忘れてリラックスできた。

PHILOSOPHY

「一人ひとりがJAL」
自分もJALを形づくる一つのピースを担っていて、その小さな1ピースが欠けるだけでも全体がうまく回らなくなってしまう。苦しいときにはそのことを思い出して自分を鼓舞している。

整備作業に必要な
「人・モノ・カネ」を考え、整える

所属する企画・計画グループはどんな業務を担当する部門ですか?

航空機の整備を行う現業部門のメンバーがスムーズに業務を行うための段取りを整えることが当グループのミッションです。具体的には、「人・モノ・カネ」の3つのリソースの確保と調整を行い、作業計画を立案します。「人」に関しては、文字どおり整備作業を担う人財のこと。「モノ」は整備作業で使用するマシンやツール、部品、消耗品や施設など、さまざまな物品のことです。「カネ」は安全・安心を前提として、収支を最大化する生産計画のこと。グループ内ではこれら3分野の業務を分担しており、私は「人」の業務を担当しています。

中道さんが担当する「人員計画」とはどんなお仕事ですか?

羽田空港には1000名以上の整備士がいて、それぞれが担当する作業を全うすることで航空機の整備が実現されています。私はその整備士のうち誰が・いつ・どんな作業を行うかという計画を立てています。まずは飛行機の離着陸数、飛行時間などに応じて「どのくらい整備作業が発生するか」を見積もり、それに合わせて必要な人員を配置していきます。私たちが立てた計画は、現業部門とのすり合わせを経た上で実行に移されますが、計画がそのまま採用されることはほとんどありません。航空業界はその時の社会情勢や世の中の動きと密接に関係するため、そうした変化に合わせて適宜調整を加える必要があります。

整備士の資格取得や教育に対する
手厚いサポートも

仕事の難しさを感じるのはどんな時でしょうか?

整備士が1000人いたとしても稼働できる人数が限られています。休暇中や出張に出ているメンバーもいますし、資格取得のための教育を受けているメンバーもいるので、その日に稼働できる人員の中で発生する仕事に対応できる計画を立てる必要があります。さらに、航空機の整備において求められる国家資格「一等航空整備士」は、航空機の機種ごとに異なる資格が必要です。資格の他にも各種整備作業を行う上で求められる技能など、さまざまな制約条件が発生します。人員計画にはそうした各人のスキル面も関係するため、とても複雑なのです。

整備士の資格取得についてはどんなサポートがあるのですか?

教育についても計画・実行する専門チームがあり、整備士の資格取得をサポートしています。私自身もそうしたサポートを受けて、入社5年目にボーイング737型機の一等航空整備士資格を取得しました。正直、人生で一番と言えるくらいに勉強しましたね(笑)。膨大な資料に圧倒されることもありましたが、優しい先輩や仲間たちと助け合って乗り越えることができました。業務時間内に教育を受けられますし、私としては知識や経験が仕事に役立っていると感じます。

真面目で責任感に溢れる社員たちが、JALの強み

実際に働くなかで、JALにはどんな社員が多いと感じますか?

1便の航空機を飛ばすためには、整備士の他にも多様な職種の社員たちが関わっています。そのすべての仕事が全うされてこそ安全が実現するという意識を全員が共有できているので、真面目で責任感のある社員が多いですね。特に整備領域の社員は、小さなことにもこだわりを持つ職人気質なメンバーが多いように感じています。ボルト1本を絞め忘れるだけで航空機の安全が脅かされると思えば行動の一つ一つに気が抜けませんし、ストイックでなければ務まらない仕事だと言えます。

責任の大きさに負けないために取り組んでいることはありますか?

仕事中は神経を研ぎ澄ませていることが多いので、その分、プライベートではリラックスした時間を楽しむ社員が多いと思います。もちろん、私自身もその一人。アウトドア派なので休日は外で体を動かすことが多いです。休暇も取りやすく、残業も多くないので、ワークライフバランスは整っていると感じます。シフト制もあり休暇中は必ず他のメンバーが対応してくれるので、オンオフのメリハリをつけやすいです。

※業務企画職における現コース区分は2023年3月より新設したものであり、掲載社員は記載のコース名では入社しておりません。
各社員のコース名は、現在の業務内容と最も関連が深いものを参考として記載しております。
また、コースは部署と明確に紐づいているわけではなく、あくまで「キャリアの方向性」を示すものです。
コースの考え方については、職種紹介(業務企画職)をご確認ください。

CHALLENGE

コロナ禍という大きな転換期を経験したことで、会社の経営だけでなく私たち社員一人一人がこれまで以上に変化に対して柔軟に積極的に対応する必要性を感じています。さらに、技術の進化による移動手段の多様化や、リモートワークの普及によって移動自体の価値も問われる今、いかにして航空の価値をお客さまに届けることができるかは、私たちの意識と行動にかかっていると言えます。「一人ひとりがJAL」というフィロソフィにもあるとおり、自分自身の価値を高めていくことで、JALの価値を最大化できるように努めたいです。

1 Day Schedule

  • 08:15 出社、メールチェック・1日の予定確認
  • 09:45 朝のブリーフィング
  • 12:30 昼食
  • 13:30 間接部門の担当者同士でミーティング
  • 15:30 間接部門で立てた計画を現業部門の担当者に提案するミーティング
  • 16:30 人員計画の修正作業
  • 17:15 退社